狼の愛したお姫様
「…ちょっと出てくる。」
確かに、湊都の言う通り子供みたいに嫉妬しすぎた。
「遥…」
不安そうに僕を見る叶望を見ると、胸が痛くなる。
けどごめんね叶望。
「…すぐに帰るよ。」
僕が今君を部屋に連れ込んだら、君に何をするか分からないんだ。
───
「お兄さん今一人?」
「…見てわかんない?」
「やだ、冷た〜い!じゃあじゃあ、お姉さんと遊ばないっ?」
ここはいつも賑わってる。
怪しい勧誘とか、ナンパ、逆ナンに少し裏に入れば闇も深い。