狼の愛したお姫様


「いった…」

「我慢してください。」


「あはは、湊都は鬼だねぇ〜」


ほんとに鬼に見える…。



「でもこの傷、あと少し遅かったら死んでたかも知れませんね。」


なんとなく、そんな気はしてた。

死を覚悟してたのに、こいつらが助けに来て…








「……ほっといてくれればよかったのに。」



ぼそっと呟いた言葉は、茶髪の男によって拾われた。







「ふーん…死にたかったんだ。」





< 69 / 213 >

この作品をシェア

pagetop