田舎へ移住とイケメン先生との出会い
激しい発作は1週間半続いた

もうクリスマス

吸入貰いに新出先生のところ行かないと…

発作はよくなってきてるけど、頭痛ひどい

新出先生にバレたらドSの事情聴取が始まるよ…

クリスマスで混んでる病院

夕方5時半…あたりは真っ暗

新「大竹楓さーん、1番へどうぞ」

珍しい。先生が直接呼び出すなんて笑笑

楓「こんばんは…」

新「大変お待たせしました…混んじゃって笑笑」

混むのは仕方ない。 そんなに謝らなくていいのに…

あっヤバい咳出る

ゲッホゲッホ

終わった…

新「大丈夫ですか?」

慌てて私を見る先生…

正直に話さないとダメだね…

楓「実は2週間前にインフルになって治ってから咳が酷くて」

新「熱は何度まで上がったの?」

楓「40度近くです」

新「先生もインフルなったことあるからわかるよ。先生は抗菌薬使って治したけどね…そんなに熱出たから細菌感染したんだろうね?下手したら3週間ぐらい咳続くかもね?」

楓「3週間も⁉︎えー」

先生お見通し…

新「胸の音聞かせてね! はい!大きく吸って!はい!吐く!」

しんどいよ…先生ドSか?笑笑

新「大丈夫そうだね?」

楓「先生!あとインフル治ってから頭痛が酷くて今も頭痛いです」

真剣な表情で私を見つめる

何この沈黙は…

新「インフルで細菌感染しておそらく髄膜炎になったのかな? 大人は珍しいんだけどね?」

そうだ、スキーツアー行っていいか聞かないと

楓「先生、年明けに北海道行くんですけど、行ってもいいですか?」

新「行ってきてください!」

やったー!

楓「飛行機で発作起こすの怖いです」

新「発作どめ予備で持って行くか? 咳止めと頭痛薬も旅行が終わるまで出しとくね! で、北海道で何するの? スキーですか?」

楓「スキーです!」

新「気をつけて行ってきてくださいね!」

楓「ありがとうございます」

荷物を持って診察室を出ようとしたら

新「そーいえばインフルの予防注射してなかったよね?」

ゲッ! 絶対絶命

今すぐ逃げたい

楓「しっしてません。10年前にインフルになってからずっと予防注射してないです。10年前に予防注射したのにインフルになって41度まで熱出たんで…」

新「それでいいやって思ったんでしょ⁉︎」

うわーバレバレだ…エスパーか?

新「喘息持ってるからオススメはするけど、必ずしも効くとは限らない。 あくまでも重症化を防ぐためだから…
気をつけて行ってきてくださいね!!」

あーお説教されちゃった笑笑 先生、すごい洞察力

ホント隠し事できない笑笑

話聞いてると心配なの伝わってくる

ありがとう先生(泣)

飛行機墜落しないといいな

無事北海道着きますように
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