世界でいちばんのお兄ちゃん
瞭汰side


俺は、喉が乾いて、リビングに飲み物を取りに行った


ガチャ


そこには勉強をしていた結菜ちゃんがいた



そいえば、受験生だっけ?

そう思いながら、分からないとこを

教えてあげようと思い、飲み物を

取りながら、結菜ちゃんの元へ

向かった。


横から見ていた俺は


凄い字が綺麗で、計算も早くて

ノートの使い方が上手いなーとか

思っていた。


分からない問題があるかもしれないから

可能な限りで教えてあげようと思い



「大丈夫?」

そう聞いた


結菜ちゃんは、勉強の手を止め、


「瞭汰さんに着いてきて欲しいとこがある。」


そう、言ってきた。

俺は、迷いもなく

いいとそうしてどこに行くと

そう聞いた


結菜ちゃんが、周りをキョロキョロ見渡して


結「料理教室予約したの。

幸祐さんでもいいんだけど、

幸祐さん、料理上手だから、

中間の瞭汰さんとかどうかなーって

だから、ダメかな?」


料理教室……


瞭「幸祐の為にか?」

すると結菜ちゃんは

結「みんなの為に」

恥ずかしそうに言った

お母さんいわく、絶賛反抗期中だとか

そんな子が、料理教室とか

ほんとは、思いやりがあって

気遣いができて、優しい子じゃんと

内心、思った



俺は、いいよと残して

出掛ける準備をしに部屋へ戻った
< 14 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop