七色
3
三崎港に移動を終えた頃には辺りは暗くなり始めていた。
港近くの駐車場に車を停めて、看板を見ながら店を探しているうちに大分お腹も空いてきた。
このあたり一帯の多くは主にマグロを扱った海鮮料理屋だ。僕と優月くんはどこでも良かったが、ここは神長くんがこだわった。
六、七分歩いて、赤身だけではなく、皮や胃袋といった東京ではなかなかお目にかかれない部位を食べさせてくれる店に入った。
テーブル席について僕と神長くんは即座に注文を決めたが、なかなか絞りきれない優月くんはメニューを持ったまま店員さんのところに詰めかけて行った。
その間に、僕と神長くんはお茶で乾杯をした。
「神長くん、今日はありがとう」
「こちらこそ。すみませんね、落ち着きのないヤツで」
神長くんは明らかにメニュー以外の話をしているであろう優月くんに呆れたような目を向ける。
「優月くんって、いつもこんなかんじ?」
「常に関心のある方へとつき進んで行きますね。いちいち行動を予測するだけ時間の無駄なんで、俺は優月の持ってくる結果に対処するだけですが」
三崎港に移動を終えた頃には辺りは暗くなり始めていた。
港近くの駐車場に車を停めて、看板を見ながら店を探しているうちに大分お腹も空いてきた。
このあたり一帯の多くは主にマグロを扱った海鮮料理屋だ。僕と優月くんはどこでも良かったが、ここは神長くんがこだわった。
六、七分歩いて、赤身だけではなく、皮や胃袋といった東京ではなかなかお目にかかれない部位を食べさせてくれる店に入った。
テーブル席について僕と神長くんは即座に注文を決めたが、なかなか絞りきれない優月くんはメニューを持ったまま店員さんのところに詰めかけて行った。
その間に、僕と神長くんはお茶で乾杯をした。
「神長くん、今日はありがとう」
「こちらこそ。すみませんね、落ち着きのないヤツで」
神長くんは明らかにメニュー以外の話をしているであろう優月くんに呆れたような目を向ける。
「優月くんって、いつもこんなかんじ?」
「常に関心のある方へとつき進んで行きますね。いちいち行動を予測するだけ時間の無駄なんで、俺は優月の持ってくる結果に対処するだけですが」