激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
かなり遅い時間に【連絡したかったのになかなかできず、こんな時間にすみません】という焦ったようなメッセージが来ることもあったので、よほど忙しいのだろうとは思っている。

けれども、もやもやした気持ちを持て余している私は、積極的に会話を広げることもなかった。



宮城専務の副社長就任記念パーティは、デートの日から三週間後。

気温が上がってきたおかげで若葉が青々と芽吹き始めた道端の木々を眺めながら、会場のアルカンシエルに向かった。


今回のパーティはかなり前から準備が進んでいて、装花は当初ホテルの生花店が担当する予定だったと聞いた。

それなのにル・ブルジョンを指定したのは、やはり専務の強い希望だとか。


今日は、四人掛けの丸テーブルにひとつずつの装花と、壇上に大きな花瓶。
そして新副社長へのお祝いの花束など、この場所の生花に関することはすべて請け負っている。

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