激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
【もっとマメに連絡するように気をつけます】


「どうして? 断るつもりならいらないでしょ?」


【私も忙しいのでご心配なく】


自分でも冷たいなと思う言葉を並べて返信しようとしたが、ボタンを押せずに消去した。


私、彼の目をくぎ付けにするあの女性に嫉妬しているんだ。

宝生さんがこうして私に連絡してくるということは、彼女に心は残っているけれど忘れようと必死なのかもしれない。

そんな人を責めるのも気が引ける。

とはいえ自分が他の女性忘れるために利用されているのも、気持ちがいいものではない。


結局私は返事をすることなくメッセージを閉じた。



それからは時々メッセージが届いたが、その日の天候についてや、仕事は忙しかったかという質問など、当たり障りのない言葉だけ。

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