激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「結婚も考えていたようだったけど、きな臭い噂を耳にして少し調べたんだ。そうしたら、他に女はいるし、ギャンブルで借金まみれ。妹――加代が社長の娘だと知って近づいたとわかった。ようは、金目当てだった」


そんな……。

加代さん、かわいそうに。
恋した相手がそんな人だったとは、深く傷ついたに違いない。


「迷ったけど、加代に真実を伝えた。でも信じないの一点張りで、激怒して家を出てしまった」


彼は唇を噛みしめる。


「それで?」

「どうやら金目当てなのには薄々勘づいていて、でも宝生家に生まれたのだから多少は仕方がないと割り切っていたみたいだ。ただ、他に女がいるのは許せなくて問い詰めたらしく、結局は破局した」


それでよかったのでは?


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