激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「それはわかってる。加代にはなんとか連絡を取ってきちんと話をしようと思ってた」

「その場に、私も同席してはいけませんか? 加代さんに会いたいです」


加代をどうやら俺の想い人と勘違いして悩んでいただろう紬から、会いたいとねだられるなんてびっくりだ。


「わかった。土曜に会えるようにメールしてみる」


そう伝えると、彼女は本当にうれしそうに微笑んだ。

やっぱり俺には紬しかいない。
もう絶対に逃がさない。



そして土曜がやってきた。

あの日から、ずっと俺の家で生活をしている紬と一緒に、加代と待ち合わせをしたレストランに向かうことになった。

一方的にメールを入れただけで、返事は来ていない。
だからもしかしたらすっぽかされるかもしれない。

それでも構わないと紬がためらいなく言うので、俺の肩の力も抜けた。


彼女はレストランに行く前にル・ブルジョンに寄りたいと希望した。

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