激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
もう結婚は決定事項だし、それならば骨を折ってくれた店長に伝えておかなければと思ったが、まずかったかな?


「いえ、大丈夫です。恥ずかしくて言いだせなかったんですよね。ほら私、そのうち花と結婚するんじゃと心配されてるくらいだし」


そんなつっこみをされているとは知らなかったが、それほど情熱を傾けて仕事に取り組んでいるという証だ。

俺にしてみれば鼻が高い。

俺たちが話していると、西田さんがやってきた。


「初めまして。彼女と一緒に働いている西田と申します」
「初めまして。宝生です」


パーティのときに顔を合わせているが、彼は俺の存在に気づいてもいなかったのだろう。

俺は紬のことを目で追っていたので認識しているけれど。


「率直に聞きます。重森のこと、だましてないですよね?」


想定外の質問に、一瞬頭が真っ白になる。
隣の紬も目を真ん丸にしていた。

だます?
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