激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
ヨーロッパのお城を思わせる洋館の大きな門の前に立つと、緊張してきてしまった。


「紬、平気?」
「はい、もちろんです」


朝からしきりに私の心配をしている太一さんを安心させたくて、無理やり笑顔を作る。

しかし、無理していることがばれているのか、彼は私の腰を抱いた。


「困ったら俺がいる」
「はい」


太一さんがチャイムを鳴らすと、お手伝いさんらしき人が出てきて丁寧に出迎えてくれた。


「宝生さまですね。いらっしゃいませ。お待ちしておりました」


名乗る前から名前を呼ばれて、顔を覚えられているのにびっくりだったが、失礼なきようにするためには当たり前のことなのかもしれない。

すぐにパーティルームのような広い部屋に通されて、初めて竹内さんと面会した。
眼鏡をかけた細身の彼は、優しそうな男性だった。


「本日はお招きありがとうございます。妻の紬です」
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