激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「主人をさげすむのは、私が許さない。由実さんを悲しませることしかできないくせに、大きな口を叩かないで」


少し大きめの声で言い放ったせいか、近くのテーブルの人たちの注目を浴びてしまった。

しかし、我慢も限界だった。


「泣いてすがるほどの価値があなたにある? どうしてそんなに性格が曲がっちゃったの?」


別れたとき冷たい言葉を吐かれたとはいえ、ここまでひどい人ではなかったはずだ。


「お前のせいだろ!?」
「他人のせいにするの?」


なんでこんな嫌な気分にならなければならないの? 

今頃太一さんとランチを楽しんでいるはずだったのに。


「それで、いったい彼女になんの用だったんですか?」


突然背後から声がして目を瞠る。
太一さんだ。


「俺にはまだ未練がある。よりを戻してくれとすがりつくおつもりですか? みっともない。婚約者がいるのに最低ですね」

「あんた誰? 失礼だろ」

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