甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?
Chapter*5

熱烈アピール


 幼馴染の瑠璃が同じクラスに転校してきた、次の日の朝。

 私はいつも通り、七時四十五分に玄関から外へと出た。

 暁斗と一緒に登校するために。

 昨日、別れ際に少し暁斗と喧嘩っぽくなっちゃったんだよなあ。

 転校してきた瑠璃の暁斗への想いによって私の心に迷いが出て、彼のいつもの誘いにどうしても乗り気になれなかったんだ。

 結局話の途中で瑠璃が現れて、私たちの関係がバレちゃったり、彼女の暁斗にアタックする宣言なんかがあったりして、そのままうやむやになってしまったけれど……。

 暁斗との関係がこのままでいいのかどうかは、私にはわからない。

 昨日は感情がたかぶってついあんなことを言ってしまったけれど、大好きな暁斗と気まずくなってしまうのだけはどうしても嫌だった。

 だから私は、今朝暁斗に会ったら笑顔で挨拶をしようと、そう決めていた。

 ――しかし。


「暁斗おは……あっ、瑠璃!」


 暁斗の家の前にはいつも通り暁斗の姿。

 しかし、彼の傍らには、いつも通りではない瑠璃の姿もあったのだった。


「あー! 花梨ー! おはようー!」
< 132 / 252 >

この作品をシェア

pagetop