眠たい男の子は頑張り屋さん
 にまぁ〜と顔がにやける。

 あ、明日のためのプレゼント、放課後に買いに行かなくちゃ。

 ハルちゃんは可愛いものに目がないからね。

 うさぎのぬいぐるみでもしようかな。

 多分明日渡すと「こんなものいらないわよ!」って真っ赤になっていいそうだけど。

 クスクスと笑っているとハルちゃんに「何にまにましてんの、気持ち悪いわねー」とひかれてしまった。

「そーう?ごめんね〜気持ち悪くて。」

「いいわ、その笑顔に免じて許してあげる。」

「え?」

「え?」

 いま、笑ってるから気持ち悪がられたのにその笑顔で許すってちょっとおかしい。

「ぷっ、……く、あは、あはは……!」

「え、ちょっと何笑ってるのよ!」

「いや、ハルちゃんおかしすぎ!」

「わたしは至って普通よ!」
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