本気になっても良いですか?
紗「東雲さん...と蓮くん?!」
意識が少しずつはっきりしてきたのか蓮の名前を呼び驚いた顔をする

「ああ、大丈夫か?」

紗「え、ええ。大じょぶ...ケホケホッゴホッ」
紗愛が喋っている間に急にむせ出す

「紗愛、落ち着け」
蓮「薬は?」
蓮がその様子に気付きこっちを向いて紗愛に話しかける

紗「な...ゴホゴホッいょゴホッ」
ハァハァと肩で息をしながら時折咳き込む紗愛

ぎゅっと抱き締める
そのくらいしか出来ないことが悔しいけどな...

蓮「え?行ってない?そんな...今から行くわ。発作...結構酷そう。多分一昨々日も発作は出てる」

電話先の相手と何やら話しながら車のキーを俺に見せて合図する
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