本気になっても良いですか?
熱が上がってる?なんて心配になり首元をさわって確かめるがそんなに熱くはない

ガラガラ
そっと病室のドアが開けられた

詩「あら、紗愛ちゃん。目が覚めちゃったの?」
近づくと起きている私に気付いて声を掛けられる

「...はぃ」
小さい声で取り敢えず答える

詩乃先生は東雲さんに綺麗に布団をかけ直して私を見る

詩「ちょっと聴診してもいい?」
今度は黙って頷く

モヤモヤと胸の辺りの不快感
...これは話した方が良いかな?

昼間のあれも胸の辺りだったけど...何かの病気?

詩「...ちゃん?紗愛ちゃん?」
「え?あ、はい」

全然気づかなかったけど、いつの間にか聴診は終わってて名前を呼ばれてたらしい
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