もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!
report6:Reina's eye: 煙草が似合いそうなオトナな女性


【report6:Reina's eye: 煙草が似合いそうなオトナな女性】




ある日。
カウンセリングが終わり、次のクライアント(患者)のカウンセリングの前に売店に飲み物を買いに行こうと外来エリアを歩いていた時だった。


「どこだ?この病院、広すぎて、どこに診察室があるのかわからん!!!」


病院案内図の前で、ちょっとイライラしていそうな男の人がいた。
年頃はナオフミさんよりも少し年上な感じ。


「あ~、どうしよう・・・もし、芽衣まであの男に・・・・どこだ?どこにいるんだ?」


なかなか行きたい場所が見つからないのか、イライラは増長しているようにみえるその人。



『あの、お探しの場所を教えて頂いたら、ご案内しますが・・・』

とりあえず声をかけてみた。

こっちを見たその男の人。
今にも泣きだしそうな表情。



『外来診察ですか?入院病棟ですか?』

「あの・・・外来です。なんとか止めなきゃいけないんです!!!」

『へ?止める?ですか?』

「そうそう。そうなんだよ~。娘が・・・娘までがあの男に・・・」



なにか妄想症状が出ている?
それとも慌てていてうまく説明できないだけ?
とりあえずゆっくりと声をかけて、もう少し落ち着いてもらわなきゃ



『娘さん、どうかされました?』

「娘・・・予防接種に行くってはりきっていて・・・」

『予防接種ですか・・・どのような予防接種ですか?』

「子宮・・・なんだっけな・・・」

『あ~子宮頸がんワクチンですね。それでしたら産婦人科です。』


あの男という言葉は気になるけれど
とりあえず、産婦人科に用事があるらしい

娘さんの付き添いかな?

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