じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

それからは、毎日のように、何度もこうして中島君は心配して声をかけてくれる。


私は心配して来てくれるのが中島君なのが嬉しかった。
なぜ彼だと嬉しい、と思うのかは分からなかったけど、とにかく嬉しかった。

でも、その優しさは私だからではなく、優しい人だから、こうして机に伏している人を放っておけないからだけだろう。

そう、思っていた。


そうして一日、二日と日を増すごとに、私の心はどんどん苦しさが増していた。
先輩に会いたい。会いたいよ~………。



私、どうなっちゃったんだろう。

自分で自分の心がコントロールできない。
心が折れて、砕けて、粉々になって、消えてしまいそう…。

誰か、助けて!
誰かに支えてもらいたい…。
誰かに寄りかかりたい…。

でも、そんな事、誰にもお願いできるはずない。

じゃあ、どうすればいいの?

誰か助けて!
< 137 / 317 >

この作品をシェア

pagetop