じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

学校でたまたま、隆君と岩山君に会った。


岩山君が隆君の事を私に褒め称えるように、伝えてきた。


『あのな、こいつ凄いんだよ、みっちゃん!

こいつ、鉄道会社の内定もらって、更に公務員試験も受かったんだよ!凄くない?』


確かにすごい!

でも、ここで私が誉めちぎるのは、今後の事も考えて避けることにした。


『すごいね!おめでとう!』


『これでみっちゃんはこいつと一緒になっても、苦労しないよ!なっ?』


『うん、そういう事もあるし、みっちゃんのためにも頑張った』


そういう2人を、少し冷めた感じで見てしまう。

付き合ってもいないし、告白を受け入れてもいないのに、もう、将来の事まで考えるなんて…。


私のために、なんて申し訳ないし、確かに凄いと思うけど、それは私ではない、別の未来の奥さんのために…。
心の中でそう思っていた。


次々と内定していく就職組。

それでも、まだ内定までいかない人たちもいる。


全員の進路が決まるまで、浮かれてはいられない。


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