じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

*臆病な私と鈍感な私*


長いようで短かった夏休みが明け、2学期になった。


久しぶりに会うみんな。
みんな元気そうで良かった。


『緑川さん、おはよう!元気だった?』


久しぶりに会う中島君。

少し日焼けしているようだ。
少し逞しく感じる。


『おはよう!うん、元気だったよ!
中島君は?元気だった?』


こんな会話を久しぶりに交わす。


最近の私の心は、相変わらず、だった。

先輩を思い出に変えて、前へ進むためにどうすればいいのか…。

きっとそれは、新たな恋を見つけること。
そう考えていた。

< 160 / 317 >

この作品をシェア

pagetop