じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
でも、私は
゛好きな人ができると片思いになってしまう゛
その考えが新しい恋を見つける妨げになっていた。
誰か、私を好きだって思ってくれる人、いないかなぁ…。
もし、私に告白してくれる人がいたら、いいなと思える人なら、付き合ってみようかな…。
そんな考えも浮かんでいた。
こんな事を考えながら、2学期も私は机に伏す日々を過ごし始めてしまった。
『あれ?また、こんな風に…。
何かあった?どうした?』
優しい中島君の声――。
あ~、もし、もしも、中島君が告白してくれたら私、喜んで中島君と付き合うのになぁ…。
自分から好きになることは怖くなっていた。
人任せな考えが私の心を占領している。