じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
部活を引退した今、隆君はバイトを始め、私のバイト先で食べるためや、私と遊んだりするときのために、お小遣いを自分で工面しようとしているのだと岩山君から聞いていた。
そんな隆君を私は拒み続けられない。
私と一緒に、友達としてでも一緒にいることで、彼が嬉しいなら協力しよう、そう思った。
あれ?水谷先輩ももしかして私に対して、こんな気持ちだったのかなぁ。
『今日はバイトはないんだよね?
一緒に遊びたいな』
そういう彼と、私の家の方角へ進みながら途中、人気のない小さな公園で一休みすることにした。