じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

中島君が困っている私のもとへやってきた。


『緑川さん、どうしたの?わからない?』


『うん、全然…。わかるの?中島君!』


『うん、俺は興味があって、家でもパソコンあるからいつもいじってるんだ。

良かったら、教えてあげようか?』


『本当に?お願いします!』


彼は座っている私の後ろにまわり、後ろから抱きしめるような形でマウスを握る私の手をとった。

近い、近いよ…。
でも全然いやな気はしない。
ちょっとドキドキしてしまう私…。

彼は説明しながら、このキーを押して、次はこれ、と言うように私の手をとり、一緒にキーを押しながら教えてくれた。

そして、じゃあ、またもとに戻すから、今度は自分でもう一度やってみて!なんて言う。

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