じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

『えっ?無理、無理!
今は言われた通り、キーを押すだけで精一杯だったのに、覚えてないよ~(泣)』


『え~?もう、仕方ないなぁ。
じゃあ、緑川さんにだけ特別、やってあげるよ!』


『ありがとう!さすが中島君!ステキ!』


誉めちぎってみた。
でも、本当にステキ。
カッコいい!と思った。


今の会話を聞いて、りこちゃんがやってきた。


『え~?中島、陽子だけなんてズルい!私のもやってよ~!』


『イヤだよ!緑川さんだけ特別なの!
緑川さんのだけしかやらないから!』


りこちゃんは、

『もう~、陽子から頼んでくんない?
中島は陽子にだけ優しいんだから!(怒)』


そういう中島君に、困ってるりこちゃんを見兼ねて、私からお願いしてみる。

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