じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

ギュッ!

彼は多くの人が行き交う、この通路で私を抱きしめた。


『ありがと。何かすごい嬉しい。
俺、ずっと緑川さんの事が好きで、片想いだったのに、今、緑川さんが僕の彼女として目の前にいる事も、僕と一緒に居られるだけで嬉しいって言ってくれたことも、すんごい嬉しい!ありがとう』


良かった。イヤな気持ちにさせたかと、ちょっと心配したけど、こんなに喜んでくれて私も嬉しい。


『中島君……好き』


『えっ?』


『大好き!』


『えっ?今、何て言った?』


そう言って私の肩を持ち、ゆっくりと目を見る彼。


私はもう一度、彼にちゃんと自分の気持ちを伝えた。

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