じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

『あ、あのさ、これから緑川さんのこと、名前で呼んでもいいかな?』


『えっ?もちろん! 呼んでみて?』


彼は私の目を見て真剣な、優しい眼差しで呼ぶ。


『陽子!』


『あっ!』


『えっ?どうした?』


『あ、ごめん。何か、男の人にそう呼ばれるの、初めてだから。何かドキドキしちゃった』


『あはは(笑)じゃあ、これからは呼ぶ度にドキドキする?…………。陽子!』


『あっ!もう!』


私がドキドキするのをいいことに、からかうようにわざと名前を呼ぶんだから…。

< 269 / 317 >

この作品をシェア

pagetop