じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

街はカップルや家族、友達同士で溢れていた。

カップルのなかには、周囲の目を気にもせず、熱いキスをしている人もいた。


そんな光景を見た私は、何だか恥ずかしくて頬が熱くなった。

そんな顔を見られるのが恥ずかしくてうつ向いて歩いた。


『陽子?どうした?具合でも悪い?』


『ううん、大丈夫だよ………』


『何かあった?』


『ううん、何でもない』


彼は立ち止まって、私の目線まで体を屈めて私を見てくる。


『陽子?どうした?あれ?顔、赤くない?』


『大丈夫。何でもないから』


私は照れくさくて、上手く彼の顔が見れない。

だって、他のカップルのキスシーンを見て恥ずかしくなった、なんて、それこそ恥ずかしい…。

< 276 / 317 >

この作品をシェア

pagetop