じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
5月中旬、その日を迎えた。
ドキドキしながら周りに人が居ないときを見計らって水谷先輩の下駄箱を探す―。
見つけた!嬉しさと見ず知らずの私なんかから告白される先輩に申し訳ない気持ちとで、心臓の音が周りに響き渡りそうになりながら、想いを綴った手紙を入れた。
その日の夕方。多くの人は帰ったであろう夕方。
たまたま向かった体育館前にある自販機。
そこへ向かう途中の渡り廊下で水谷先輩に会った。
手紙には自分の名前とクラスを書いていたが、先輩は私の顔までは知るはずがなかった。