じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
『あれ?みっちゃん、顔赤くない?何かあった?
今、さっきの学生さんのとこに持っていったよね?』
痛いところをついてくる…。
『あ、あの人たちは私と同じ学校なんです』
『あ、そうなんだ。そういえば、みっちゃんと同じ制服だもんね。同級生?』
『あ、うん、女の子は1つ下だけど、男の子たちは同じクラスです』
『そうなんだ。だから、よく来るのか…。
もしかしてあのどっちかが、みっちゃんの事、好きだったりして…?』
(もう~何でズバリ!なこと言うの?
何でそう、わかっちゃうの?)
『あれ?図星だった?そうなんだ~(笑)』
『……』
『で、どっちなの?あの女の子はどっちの彼女?』
もう!仲良しのバイト先のみんなにはバレちゃうんだ。
それにいろんな事をお互いに話をする仲だから、ウソもつけない。
結局、本当の事を話すとニヤニヤしながら、先輩は席をこっそり覗きに行った。