じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

『あれ?みっちゃん、顔赤くない?何かあった?

今、さっきの学生さんのとこに持っていったよね?』



痛いところをついてくる…。



『あ、あの人たちは私と同じ学校なんです』



『あ、そうなんだ。そういえば、みっちゃんと同じ制服だもんね。同級生?』


『あ、うん、女の子は1つ下だけど、男の子たちは同じクラスです』



『そうなんだ。だから、よく来るのか…。

もしかしてあのどっちかが、みっちゃんの事、好きだったりして…?』




(もう~何でズバリ!なこと言うの?
何でそう、わかっちゃうの?)




『あれ?図星だった?そうなんだ~(笑)』



『……』



『で、どっちなの?あの女の子はどっちの彼女?』



もう!仲良しのバイト先のみんなにはバレちゃうんだ。


それにいろんな事をお互いに話をする仲だから、ウソもつけない。


結局、本当の事を話すとニヤニヤしながら、先輩は席をこっそり覗きに行った。


< 79 / 317 >

この作品をシェア

pagetop