一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
ひとことも口をきかない拓海を前にして、いつものように食べられるほど神経は図太くない。込み上げる想いのせいで空腹も忘れるくらいだ。
「僕も護身術習いに行こうかなぁ」
唐突に白鳥が言う。
「ぜひ来てください。その前のストレッチなんかでもいい運動になりますよ。道場はここなんです」
高木は白鳥に名刺を差し出した。
「ほほぅ、そうですか。あ、それじゃ、私も名刺を……」
白鳥も胸ポケットをごそごそと探って出した名刺を高木へと手渡した。
「それで、護身術というのは……」
なぜか意気投合したふたりが、護身術について語りはじめる。
高木もいろいろ聞かれてうれしいのか、ときには軽い身振り手振りで術を披露した。