一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~


地上八階建ての三階。そこに実花子たちの住む部屋はある。築十年の2LDK。ふたりで住むには十分な広さだ。

とにもかくにも恋からも女からも遠ざかっているのが、上原実花子なのだ。

五〇〇ミリリットルの水を一気に飲み干すと、襲ってきた眠気に再びバタンと体を倒す。


「おいっ、ねえちゃん! こんなところで寝るなって! おーいっ……」


その声が次第に遠くなると、なんとか保っていた意識はぷつりと途絶えた。


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