君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
家に帰ってから、ぼーっとしたままリビングのソファに座り時間を過ごした。

今朝、私の額にキスをして仕事へ向かう海璃の後ろ姿を思い出す。

毎日朝から夜まで仕事をしているとスーツ姿で出かける背中を見送ってきた・・・。


急に海璃のことを信じていた気持ちが不安でいっぱいになる。

不安な気持ちと、同じくらい膨らむ、もしかしたらこれは海璃にとってはプラスなことなんじゃないかという思い・・・


ただぼーっと前を見つめながら、自分の左手の薬指にはめられたリングをギュッと握りしめた。



ねぇ、海璃。
私、どうしたらいいの・・・
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