君をあきらめない ~永遠に続く愛を君に~
父のお墓のそばに昔から大好きだった、景色のきれいな場所がある。
海璃にもいつの日か一緒に行きたいと言ったことのある場所。

大切な人ができたらその場所を教えようと幼いころから思っていた。

地元の人しか知らないその場所はいつも誰もいない。

一日中動き回った私はあまりにも疲れていて、かなり歩くのが遅い。
転びそうになりながらたどり着いたその場所で私は両手を伸ばして大きく深呼吸をした。

何も変わらない場所。

昔から何も変わらない・・・。


変わらない景色と、変わってしまった自分の状況がなんだか皮肉に感じて、涙があふれた。

もう・・・我慢しなくていいかな・・・
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