皇女殿下の幸せフェードアウト計画
(どうして……)

天井を仰ぎ見て、ため息が出る。

それから掌で顔を覆って、大声を何とか飲み込んだ。

「どうして、こうなったのよー!!」

それでも叫ばずにいられない。当たり前でしょ!

私の華麗なるフェードアウト計画、どうやら計画通りにいかなかった模様。

(いや待て、まだよ! 幸い、お母様の命は救えたしここから微調整していくしかない)

なにせ陛下がリリスを溺愛しているのは一目瞭然!!

それは諸侯にもわかっているはずだし、彼らが『理想とする皇女』を体現するかのような彼女は次の皇帝にうってつけだ。その上、リリスは長女! ばっちりでしょ!!

母親の身分が云々あるけど、お母様が罪を犯したことを知っている諸侯からすれば皇后の娘ってだけで理想とはかけ離れた、ちんちくりんの私を担ぎ上げることに意味はないだろうし……。

(ということは、後は私がどれだけリリスをプッシュできるかで計画を修正できるはずよ!)
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