皇女殿下の幸せフェードアウト計画


方針を決めた私は、ユゼフとルイーズ夫婦に手紙を送った。お茶会のお誘いだ。

その手紙に『リリスとも姉妹として仲良くなりたいが、皇帝陛下の手前難しいので二人に協力してもらいたい』と書いた。完璧だ。これで下地は整った。

どうやら幼馴染二人は私のことをとても案じてくれているようだし。私が女帝になりたくないことと、姉ができて嬉しいから今までの苦労も考えて皇位継承権を譲りたいという話の後押しをしてもらおうと思う。

まあそんな簡単にはいかないだろうから、まずは布石程度にね。

(私がそういうつもりなんだっていうのをユゼフたちとリリスに知ってもらえば、後はそこから貴族に広まるかもしれないし……陛下の耳に入ればなお良しだわ!)

ふふふ……暗躍とか陰謀とかそういうのを仕組んでいる気分だわ。

ちょっとだけ頭のいい人っぽくて良い感じじゃない?

まあ、やってることはみんなが幸せになれるようにしてるから悪いことじゃないんだけど。なんとなくワクワクしている自分に一応そう言い訳をしつつ、私は二人から了承のお手紙を貰ってからリリスにもお手紙を書いてウルスラに届けてもらった。
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