皇女殿下の幸せフェードアウト計画
でも私は基本的に外に出ないし、他の侍女に会うことも今の所ないからもしお姉様が来ていたとしても知らない。

(つまり、私は出会いイベントを全てスルーしている! 完璧!!)

とはいえフォルセティに関しては万が一この国の軍人になってくれないと私のフェードアウト計画が破綻してしまうので、一応そこは動いた。

乗馬の訓練ついでにお忍びで城下に行きたいと将軍におねだりしてついてきてもらって、エンカウントさせておいたのよね。

(あの時はもう心臓が口から飛び出るかと思ったよね、だってもうね、言うなれば最推しが目の前にいるんだよ、生きてるんだよ、動いて歩いて呼吸してるんだよ!?)

まあ最推しというのはちょっと違うと思うんだけど。

フォルセティという人物像は、私が理想とするものをこれでもかってくらい押し込んだものだったから……それが目の前にいる感動ったら!

でも私には大いなる目的があったので、感動に浸っているっている余裕はなかったのであそこになんだか強そうな男がいるとかなんとか言って注意を向けさせた。

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