皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「し、失礼いたします!」
「なにごとだ、皇女殿下がたの御前だぞ!!」
とりあえずはひと段落……そう思ったところで飛び込んできた兵士に、私はびっくりした。
本来ならあり得ない入室の仕方にユゼフが厳しい声で叱ったけれど、あまりの様子に重大な要件なのだろうと報告が促されて、入って来た兵士が姿勢を正して声を張り上げる。
「ただいま、行方不明とされていたクロフォード・マリン・シェイド公子ならびにクローディア・パール・シェイド公女がアルセイドを頼ってこられました……!!」
「なんだと!」
諸侯の誰かが叫ぶ。
私は息が止まるかと思うくらい、驚いた。
(どういうことなの!)
思わず叫びそうになった。いや、物語通りと言えば物語通りだ。
今名前が挙がった彼らは、確かに物語の中でこのアルセイドにやってくる。
だって、内乱で行方不明になっている他国の貴族……私の婚約者候補として名前が挙がったこともあるクロフォード様に、そしてその双子の姉にあたるクローディア様。
この二人は『物語』において主人公を取り巻く重要人物なのだから!
「なにごとだ、皇女殿下がたの御前だぞ!!」
とりあえずはひと段落……そう思ったところで飛び込んできた兵士に、私はびっくりした。
本来ならあり得ない入室の仕方にユゼフが厳しい声で叱ったけれど、あまりの様子に重大な要件なのだろうと報告が促されて、入って来た兵士が姿勢を正して声を張り上げる。
「ただいま、行方不明とされていたクロフォード・マリン・シェイド公子ならびにクローディア・パール・シェイド公女がアルセイドを頼ってこられました……!!」
「なんだと!」
諸侯の誰かが叫ぶ。
私は息が止まるかと思うくらい、驚いた。
(どういうことなの!)
思わず叫びそうになった。いや、物語通りと言えば物語通りだ。
今名前が挙がった彼らは、確かに物語の中でこのアルセイドにやってくる。
だって、内乱で行方不明になっている他国の貴族……私の婚約者候補として名前が挙がったこともあるクロフォード様に、そしてその双子の姉にあたるクローディア様。
この二人は『物語』において主人公を取り巻く重要人物なのだから!