皇女殿下の幸せフェードアウト計画
(いやでも、どこもかしこも設定は私のも妹のもそこらに溢れているんだから、きっと舞踏会ではなにかが起こるはず)

一週間後には自分の誕生日。

めでたいはずのその日に私の下準備がどう実を結ぶか、そこに繋がる。

まるで時限爆弾がカウントダウンするみたいに、絶望感が日々増していくの。

「はあ……だめね、部屋の中で考えてばかりだと落ち込んじゃうわ」

ああ、だめだめ。

こういう時は気分転換しなくっちゃ。

「ウルスラ!」

ちりりとベルを鳴らすのと同時に彼女の名前を呼べば、すぐに室内に入ってきてウルスラは頭を下げた。

私は少しだけ申し訳なく思いつつも、できるだけ威張っているように見えるように少しだけふんぞり返るようにしてウルスラに声をかける。
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