皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「あっ!」

「え?」

ぼんやりと中庭に足を運んだ私は、驚いた声に思わずはっと顔を上げた。

考え事をしすぎて周りを見ていなかったことに気が付いて、自分で少し恥ずかしくなったけれど声の主を見て体がぎくりと強張る。

そこには今考えていたばかりの双子と、そしてもう一人見慣れない人がいる。

すっかり身なりを整えた彼らはなんというか、こう、眩しかった。人間ってあんな光輝くものだったかしらと思うくらいキラッキラしてた。

「……クロフォード様、クローディア様。歓談中でしたのね、気づかず申し訳ございません」

「いいえ皇女殿下。我らの方こそこちらでお邪魔している身分です。どうぞご遠慮などなさらず、よろしければご一緒にいかがでしょうか」

双子ではなく、もう一人の男性に言われて私は戸惑った。

だけどお断りするのも失礼な気がして、少し考えてから頷いた。
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