私と彼女と一冊の本
次の日、彼女は私の代わりに学校に行こうと制服を着た。

「ゆかり、行ってくるね」

「・・・まって!」

「え?」


私は彼女が学校に行くのを止めた。

「やっぱり今日は私が学校に行く。だから貴方はお留守番、いい?」

「うん。ゆかりがそういうならそれでいいよ」

「じゃあ、行ってくる」

そういえば最近、彼女ばかりを学校に通わせていた。


私と彼女は記憶を共有できるわけじゃない。
だから私も時々は学校に行って、どんな感じが見ないとね。

そうしないと、勉強がわからなくなっちゃう。
追いつくのに、3日はかかるっていうし。

私は彼女のように完璧じゃないし、1度聞いただけじゃ理解できないから。
< 8 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop