私と彼女と一冊の本
「ねぇ、どうしたの?」

彼女が私の事を心配している。

「なんでもない。明日は数学の小テストがあるの。だから、明日も私の代わりに学校に行って」

「うん、わかった。私、ゆかりのために頑張るわ」

「……」


彼女は自分の意思を持つようになった。
最初の頃は無表情で、クラスの人からも心配されるくらいだったのに。

今では、本当の私みたい。

完璧な私がいて嬉しいはずなのに、どうしてこんなにも心がざわつくの?
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