【完】溺愛したいのは、キミだけ。
そうだ。とりあえず二人に相談しよう。


二人ともきっと、聞いたらビックリするはずだよ。


「ねぇねぇ、コトちゃん、ヒナちゃん、ちょっと相談したいことがあるんだけど……」


そう言うと、二人はソファーまでやって来て、私を取り囲むようにして話を聞いてくれた。


「どうしたの? 相談って」


コトちゃんの言葉に、おそるおそる切り出す私。


「あのね、聞いて。さっきね……」


そして私は今日先輩に告白されたこと、それを颯希に話したらいきなりキスされて告白されたことを、全部事細かに二人に話した。


そしたらそれを聞いたコトちゃんは目を輝かせると、急にパチパチと拍手をし始めて。


「きゃ~っ! ついに颯希くん……!」


「そっかぁ。颯希くんついに告白したんだね!」


ヒナちゃんもなぜか目の前で手を合わせ、感激したような顔で言う。


「えっ?」


二人とも、なにその反応。



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