【完】溺愛したいのは、キミだけ。
すると颯希が突然立ち止まり、私の手首をギュッと握って。


「じゃあもっと言う」


え?


そのまま顔を近づけてきたかと思うと、耳元で。


「美羽が一番可愛い」


思いがけないことを言われて、心臓がドキッと飛び跳ねた。


「~~っ!」


恥ずかしさのあまり、颯希の胸をベシベシと叩く。


「いて! なんだよっ」


「颯希、なんか変だよっ。らしくない!」


「らしくないって、本音だろ」



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