【完】溺愛したいのは、キミだけ。
それに、今までの関係と変わってしまうのかなって思うと、少し怖い。


どこかで、このままでいたいなんて思っている自分もいて……。


でも、颯希はそれを望んではいないんだよね。
すると突然メイが大きな声で。


「っていうか美羽、まさか今でも颯希くんの部屋に泊まったりとかしてんの?」


とんでもないことを聞かれてギョッとした。


「いやいや、さすがにそれはもうしてないよっ! っていうかメイ、声デカいからっ」


「あはは、ごめんごめん。そっか~、さすがにもうしてないか。ってことはやっぱり、意識しちゃってるんだねぇ? 颯希くんのこと」


「べ、べつに、そういうわけじゃ……っ」


いや、ほんとは意識しちゃうからなんだけど。


昨日はあんなことがあったばかりだし、もう泊まるとか絶対に無理かも……。



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