【完】溺愛したいのは、キミだけ。
慌てて駆け寄っていき、先輩に声をかける。


「あ、宮下先輩、こんにちは」


「やぁ、美羽ちゃん。久しぶりだね。ちょっと話したいんだけど、大丈夫?」


これはたぶん、告白の返事を聞きに来たんだよね?


「はい、大丈夫です」


そして私は先輩に連れられるがまま、そのまま校舎をあとにした。


昇降口を出ると、花壇の前の通路のところでふいに先輩が立ち止まる。


そしてこちらを振り返るやいなや、こう言った。


「そろそろ告白の返事、もらってもいいかな」


ニコニコした顔で聞いてくる先輩。



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