【完】溺愛したいのは、キミだけ。
やっと言えた。告白の返事。


「だから、これからもずっと一緒にいて?」


照れながらそう告げたら、次の瞬間颯希にギュッと強く抱きしめられた。


「……それ、ほんと?」


耳元で聞こえる彼の声が、少し震えてる。


「うん」


「それは、幼なじみとしての好きじゃなくて?」


「うん」


「じゃあこれからは、彼女として一緒にいてくれんの?」


「うん、もちろんだよ」


頷いたら、颯希は抱きしめる腕にさらにギュッと力を込めた。


「マジかよ。嬉しすぎてどうにかなりそうなんだけど」


そう口にした颯希は、本当に嬉しそうで、思わず顔がほころぶ。


「俺だって、美羽がいないとダメだから……。っていうか、俺が何年お前のこと想い続けてたと思ってんだよ」


「ふふ、ごめんね」



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