【完】溺愛したいのは、キミだけ。
その後、カフェで桃のフラペチーノを二本購入した私たちは、店内の席に空きがなかったので、すぐ近くの公園のベンチに二人で座った。


しかも、結局そのフラペチーノ、翠くんが私の分までおごってくれて。


一体どこまで優しいんだろうと思ってしまう。


「あの、ほんとにありがとう、翠くん」


ベンチに腰掛け、私の分のフラペチーノを手渡してくれた彼にお礼を言う。


「いーえ。ちょうど俺も飲みたかったから」


「お店、混んでたね。席いっぱいだったし」


「あぁ。でも逆に今日は外のほうがよかったかもな。天気いいし」


「ふふ、そうだね」


他愛ない話をしながら、二人でフラペチーノを口にする。


すると、口に含んだとたん一気にジューシーな桃の味とクリームの甘さが広がって、あまりの美味しさにうっとりしてしまった。


「ていうかこれ、これ超うまいんだけど」


「うん、すっごくおいしい」



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