君とみたあの夏の流星群。
□□□


「星祈ー!良かった!無事に会えて!」

瑠奈ちゃんが私の元に駆け寄ってきてくれる。


少し遅れて碧都も2人と合流する。


後から来た碧都をチラッと見るけど……
やっぱり、暗いせいもあって、表情がよく見えない。


「ったく、碧都の説明が少ないから高台がどこか、迷っただろーが!」


「悪い」


一之瀬くんと話している碧都は、特別に変わった様子はないように見えて、私は、ホッと胸を撫で下ろす。


良かった、聞こえてなかったんだ…。


トントンと肩を叩かれて、振り返れば、瑠奈ちゃんに腕を掴まれて、碧都と一之瀬くんから少し遠ざけられる。


「ねぇ、星祈、2人きりのデートはどうだったの?」


ニヤニヤと微笑みながら、瑠奈ちゃんが聞いてくる。


「……えっと」


この短時間の間に、色々あり過ぎて、それに……
うっかり、告白しちゃったし。


幸いにも、碧都には聞こえてなかったのが、救いではあるんだけど…。


告白するなら、ちゃんと碧都の目を見て、伝えたい。

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