君とみたあの夏の流星群。

水族館デート

■■■

【星祈side】

───翌日


ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ……


規則正しく目覚まし時計のアラームが部屋に鳴り響く音がして、


私は、枕元にある目覚まし時計のアラームを止めた。


時計を見ると、目覚まし時計のアラームが鳴ってから、10分以上も過ぎている。


「えっ?!嘘っ!!」


昨日、泣き疲れてそのまま寝ちゃったんだ…。


私は、制服を片手に急ぎ足で洗面所へ向かう。


鏡を見れば、泣き腫らして赤くなった目元にボサボサの髪をした自分の姿が写っていて、


私は、シャワーをサッと浴びてから、制服に手を通した。


着替え終わって、もう一度、鏡を見れば、今だに残る目元の腫れ。


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