君とみたあの夏の流星群。

だって、まだ、高校生になって1年も経ってないのに……


修学旅行だってまだ行けてないんだよ?



それに……

一番は、もっと、碧都と一緒にいたい。


まだ、碧都に「好き」って言えてない。


でも、私は、碧都の傍にずっといられるわけじゃない。


恋人どころか、幼なじみとしても友達としてすら、傍にはいられなくなる。


「そんなの……嫌だよ……っ、」


私は、枕に顔を埋めながら、幼い子供みたいに泣き続けた。

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